国内のパスタ麺市場に本格参入　ピエトロ

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伊・アネージブランドの販売代理店契約

東証１部上場でドレッシングなど製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ（福岡市中央区天神３丁目、高橋泰行社長）は１０月１日、イタリアの大手食品メーカー、コルッシ社（本社・ミラノ、アンジェロ・コルッシ代表）と同社が保有するプレミアムパスタブランド「アネージ（ＡＧＮＥＳＩ）」の販売代理店契約を結び、国内のパスタ麺市場に本格参入する。
これは、ドレッシングに続く第２の柱と位置付けるパスタ関連商品を育成強化する一環。アネージは１８２４年に北イタリアで生まれた、工場生産品ではイタリア最古のパスタブランド。「最高のパスタは最高の小麦から」という信念のもと、良質の小麦を探し求め、製法に工夫を重ねてパスタを作り続けているという。ピエトロでは運営するレストランで１９９７年１２月以来、同工場に特注したパスタ麺を使用しているほか、通販などでピエトロブランドのオリジナル麺として販売している。アネージ商品の具体的な販売施策は今後詰めるが、直径１・５ミリと１・７ミリの２種類をピエトロとのダブルブランドで量販店などに店頭展開する計画。
パスタ関連商品は２０１８年度、昨年春にリブランドし、秋からテレビＣＭ放映も開始した「おうちパスタ」シリーズの売り上げが前期比２倍（１億６８００万円の増収）となるなど売上高が同３８・５％増の６億５１００万円と大きく伸長。今年度は当初２０年度の目標だった売上高１０億円の前倒し達成を目指している。

2019年6月25日発行