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完成工事高は3・5%増の560億円 西部電気工業


ソリューション事業増が貢献

情報通信エンジニアリングの西部電気工業㈱(福岡市博多区博多駅東3丁目、熊本敏彦社長)の2019年3月期の連結決算は、売上高にあたる完成工事高が前期比3・5%増の560億6700万円、経常利益が8・4%増の18億9700万円で増収増益だった。
受注高は主要事業である情報通信工事業およびその他事業が減少したが、ソリューション事業および設備・環境事業の増加により544億3300万円(3・5%増)となった。完成工事高における情報通信工事業は、保守業務や台風・豪雨災害の復旧工事が増加したものの移動体の基地局建設工事や電柱更改工事の減少などから388億6400万円(1・7%減)に。ソリューション事業は学校教育関連工事やIP音声基盤更改工事などが好調だったことから104億2700万円(52・1%増)と大きく伸びた。設備・環境事業は太陽光発電の大型案件の受注があったが、建築設備工事およびごみ処理施設工事の減少などから28億8500万円(28・0%減)に、その他の事業は運輸業の増加などで38億9000万円(2・6%増)だった。

2019年6月18日発行