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香椎照葉3丁目に個別塾の新形態校 全教研


AI活用の自立型個別学システム採用

学習塾運営の㈱全教研(福岡市中央区赤坂1丁目、中垣量文社長)は6月1日、同市東区香椎照葉3丁目に小・中学生を対象とした新形態の個別塾を開校した。
教室名は「個別学習NEO」で、AIなどの最新技術を駆使した自立型個別学習システムを採用した初の専用教室。自立型個別学習とは、少子化に伴う講師の減少や、映像授業などのICTを駆使したデジタル教材が普及したことを背景に、通常の個別指導塾のように講師主導で授業を展開するのではなく、生徒が自主的に学習を進め、講師はその学習をメンターとしてサポートしていく形態。質の高い最先端の授業が受けられるのに加え、少ない人員での教室運営も可能となる。
新教室では、中1~中3生まで、学研グループが開発した自立型学習システム「G-PAPILS(ジー・パピルス)」を活用。AIが生徒一人ひとりの学習理解度や弱点を分析し、その結果を用いて各教科の教材を個人に合わせて最適化することで、個人のペースで学ぶ自立型学習を高次元でサポートする。また独自開発の語彙・読解力トレーニング「読む蔵(よむぞう)」、問題解決能力育成コース「プログラミング道場」、英語4技能対策のオンライン英会話コース「OLECO(オレコ)」などの才能開発型講座も実施する。年長児から小6生までは学研教室を通じ学習習慣を身につけさせることに重点を置いた環境を提供していく。
場所はローソンアイランドシティ店の2階。今春移転した全教研照葉教室の跡で、延床面積は約100㎡。今後は1対1、1対2といった従来の個別指導の形態を組み合わせたハイブリッド指導のほか、ネットで講師と生徒を結ぶ新たな個別指導の形態を組み込むなど、マーケットやニーズに応じた形態のカスタマイズも検討しており、今後は既存教室の活用も含め、年2校のペースで拠点拡大を目指す。

2019年6月11日発行