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上呉服町にIT技術活用宿泊施設の第8弾 リクリエ


西日本で2020年までに50棟展開目指す

ホテルの企画や民泊運営・管理代行業の㈱リクリエ(福岡市博多区博多駅前4丁目、中西孝行社長)は4月27日、博多区上呉服町にITを活用した宿泊施設の第8弾として「グランドベース祇園」をオープンした。
場所は聖福寺西側。建物は1棟貸しのコテージタイプで、重量鉄骨造りの2階建て。延べ床面積は約280㎡。ダブルベッドを4台備え、最大8人宿泊可能。周囲は寺院も多く、インバウンド観光客の利用を想定している。宿泊客はフロントに設置したタブレットで自動チェックインし、入室時はスマートロックに暗証番号の入力で開錠できるほか、客室には高速無線Wi ―Fiや4カ国語対応のタブレット端末を完備。同社では「今後も福岡市内や西日本エリアの観光地を中心に宿泊施設をオープンすることで、深刻化する宿泊施設不足の解消に努めていきたい」と話している。
同社は2016年2月設立。資本金2000万円、従業員18人。宿泊施設・民泊物件のサイト「Airbnb」の運用代行をはじめ、ホテルの企画やIT技術を駆使した無人宿泊施設の全国展開を目指している。また、昨年7月には積水ハウスと「最先端のIT技術を駆使した宿泊施設」に関する包括業務提携を締結し、これまで博多区に4棟、中央区に3棟、唐津市に1棟オープンしている。同社は2020年内に西日本エリアでIT活用の宿泊施設・スマートホテルを全国50棟展開する計画を立てている。

2019年6月11日発行