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4月のクルーズ船寄港回数は13%減の92回 九州地方整備局


1月~4月累計では18%減

九州地方整備局が毎月発行している九州クルーズレポートによると、今年4月に九地整館内の港湾に寄港したクルーズ船の寄港回数は、前年同月比13・2%減の92回と2年連続で前年実績を下回ることが分かった。
昨年から顕著になっている中国発着クルーズの減少によるもので、今年1月から4月までの累計寄港回数も18・2%減の225回と前年比約2割減で推移している。港湾別で見た4月単月の寄港回数と乗船客数では、博多港が23回・5万1134人でトップ。2位は長﨑港で21回・3万6495人、3位は鹿児島港の18回・2万8040人、4位は佐世保の8回・1万4088人、5位は下関の3回・4987人と続く。一方、1月~4月までの寄港回数225回のうち、上位5位までの実績は、1位が博多港の67回、2位が長崎港の60回、3位が鹿児島港の35回、4位は佐世保の21回、5位は八代港の6回だった。
また、同レポートでは、4月は九州初寄港が16回に及んだことや4月22日付で、下関港が那覇港とともに国の国際旅客船拠点形成港湾に指定されたことや、八代港に英国・キュナード社が運航するクイーン・エリザベス号(総トン数・約9万トン)が乗客約2000人を乗せて、初めて寄港したことがトピックスとして取り上げられている。

2019年6月4日発行