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「再配達問題」解決に向けた実証実験開始 九州電力とマッシュルーム


スマホ制御型宅配ボックス活用

九州電力㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、池辺和弘社長)と認証技術開発などの㈱マッシュルーム(東京都品川区、原庸一朗社長)は、6月中に「スマートフォン制御型宅配ボックスによる再配達問題の解決」に向けた本格的な検証を開始する。
2社では、独自で開発した、認証や開閉錠をスマートフォンで制御する宅配ボックスを活用し、社会問題として顕在化している「再配達問題」の解決に向け取り組んでいる。今回、同ボックスの開発・製造が完了したため、初めて無料モニターを募集。福岡市内の約100世帯に実際にボックスを設置・運用し、サービス化に向けた事業性を検証する。また、ボックスの利用により、荷物の譲受に関わる宅配事業者と受取主の双方のストレスの低減を目指す。期間は約2カ月。
同実証実験は、福岡市と福岡地域戦略推進協議会がAIやIoTなどの先端技術を活用した社会課題の解決などにつながる実証実験プロジェクトを全国から募集し、優秀なプロジェクトをサポートする「福岡市実証実験フルサポート事業」にも採択されている。

2019年5月28日発行