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売上高は約18%増の1423・4億円 黒崎播磨


売上高、経常益ともに過去最高

耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、伊倉信彦社長)の19年3月期連結決算は、売上高が前期比14・8%増1423億4700万円、経常利益は同25・6%増の112億8900万円で増収増益だった。
主要得意先である鉄鋼業界の国内粗鋼生産量は前年度の実績を下回ったものの、耐火物事業での原料価格上昇分の販売価格への転嫁を進めたことや、海外子会社の売り上げが拡大したことで増収。また、ファーネス事業での大型工事案件の受注増加や工事案件の利益率が改善したことから売上高、経常利益ともに過去最高を更新した。事業別に見ると、耐火物事業が同17・7%増の1165億8300万円、ファーネス事業が同6・8%増の169億100万円、セラミック事業が2・1%減の72億7500万円、不動産事業はほぼ横ばいの9億円。
同社は2020年中期経営計画として、連結売上高1380億円、連結経常利益120億円を掲げている。

2019年5月28日発行