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飲食店向け業務支援アプリを開発 スルー


初年度目標加盟店目標は1万店

ウェブシステム開発のスルー㈱(福岡市博多区博多駅東1丁目、西出寿也社長)は7月をめどに飲食店向け業務支援アプリ「ripitta(仮称・リピッタ)」を発売する。
これは来店客の状況把握や販売促進、人事評価支援を兼ね備えたツールとして開発したもの。同アプリ導入店は店内の端末に用意した専用のチェックイン用QRコードを来店客にスマートフォンで読み取ってもらうことによって、来店数・頻度やリピート率などがブラウザ上で集計できる仕組み。チェックインを来店客に促したスタッフの名前記録機能もあり、人事評価の目安としても使用できる。
一方、来店客は店への意見や同アプリと連動したグルメ検索アプリへの口コミ情報の登録が可能なほか、その店の来店頻度に応じて与えられたランクによって、店舗から特典などを受けることができる。また、同アプリ導入店を集めたグルメ検索サイトは広告料の額ではなくチェックイン数に基づいた掲載順や閲覧スタイルで掲載されるため、本当に人気で美味しいお店が見つけやすくなる」(西出社長)という。導入店のツール使用料金は月額5000円を想定。東京の営業代行会社と提携し発売時は100店の掲載からスタートし初年度は1万店の導入を目指す。西出社長は「チェックインを促すことによってスタッフと来店客とのコミュニケーション活性化も狙いの一つ」と話している。
同社は2015年8月設立。資本金100万円。従業員は5人。これまで中古車売買仲介のWEBサービス開発などの実績がある。西出社長は福岡市早良区出身、1981年3月25日生まれの38歳。九州大学大学院システム生命科学府修了。趣味は語学の勉強。

2019年5月21日発行