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売上高は0・5%増の205億円 ダイショー


業務用製品の強化が奏功

大手調味料メーカー㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、阿部孝博社長)の19年3月期連結決算は、売上高が前年比0・5%増の205億7200万円、経常利益が同15・0%減の5億2300万円で増収減益となった。
販売チャネルごとの専任部署の新設、人員拡充によるメニュー開発・提案を強化で業務用製品の開拓が進んだ。また小売用製品も暖冬による鍋つゆ市場の低調の影響を大きく受けたものの、主力の「焼肉のたれ」や簡便ニーズに対応した「ポークケチャップの素」「煮込みハンバーグソース」などの新製品の売り上げが伸び、17期連続の増収となった。しかし利益面では、物流コスト、燃料費、労務費・人件費関連コストの増加で、営業利益は17・2%減の5億600万円、純利益は17・5%減の3億2600万円となった。
今期は売上高が220億円(6・9%増)、営業利益が8億円(57・8%増)、経常利益が8億円(52・9%増)、当期純利益が5億円(53・2%増)の増収増益を見込んでいる。

2019年5月21日発行