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大橋駅内商業施設のリニューアルが完了 西日本鉄道


新名称は「レイリア大橋」

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、倉富純男社長)は4月26日、西鉄天神大牟田線・大橋駅内の商業施設リニューアルが完了し、グランドオープンした。投資額は32億円。
「大橋西鉄名店街」として1978年3月に開業し、17年7月から開業後初のリニューアルに着手。「レイルウェイ オアシス」をコンセプトに、駅改札や地下、地上が繋がる施設として日常使いの店舗の拡大のほか、バリアフリー対応、利便性・快適性向上に取り組み、施設名称も「レイリア大橋」に変更した。
昨年5月に1期目の工事が終了しスーパーやカフェ、物販店など12店舗がオープンしている。2期目では1、2階の北側と地下1回の南側がリニューアル。1階にはファッション、雑貨店など8店(全て南区初出店)、改札付近の2階は飲食やサービス店が4店オープン(1店南区初)している。地下1階は飲食、食物販で、パン専門店の㈲シロヤ(北九州市八幡西区黒崎2丁目)や飲食店「竹乃屋」運営の㈱タケノ(博多区博多駅南4丁目)などが出店し17店舗(うち12店南区初)が新たにオープンした。リニューアル後の全店舗面積は4769㎡。施設営業時間は午前10時から午後9時まで(一部店舗を除く)。全体で41店が入る商業施設となり、このほか駅東口に屋内バス待機室を新設し、8人掛け席を設けている。
18年度の「レイリア大橋」セクション別売上高は、「スーパー」は、前期比11・3%増の23億3400万円、「食物販・カフェ」は同65・5%増の5億3800万円、「物販・サービス」は同0・3%増の11億8100万円。19年度は全体で改装前の16年度より3割増の売上高59億円を目指しているという。
同日開かれたオープニングセレモニーで高崎繁行専務は「大橋駅は学校、医療機関が集積し、17年には福岡市内都心部では天神、薬院に次いで3番目の西鉄電車の特急停車駅になるなどポテンシャルが高い町になっている。レイリア大橋が毎日足を運びたくなるオアシスのような存在になることを期待している」と話している。
西鉄大橋駅の1日平均乗降人員は3万6635人(17年度)。17年8月からは西鉄電車で特急が停車するようになっている。

2019年5月21日発行