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東証マザーズと福証Qボードに上場  プラッツ    初値は5550円


 介護用ベッド、ベッド周辺機器の製造販売を手掛ける株式会社プラッツ(大野城市仲畑2丁目、福山明利社長)は3月26日、東京証券取引所マザーズと福岡証券取引所Qボードに重複上場した。
 信頼性の向上、資金調達の多様化が狙い。3260円の公開価格に対し、初値は5550円で70%上回った。同社は在宅用介護ベッド、施設用電動ベッドを中心に販売しており、近年では中国を中心とする東アジアの介護市場の展開も強化している。15年6月期連結決算は売上高が前年同期比11・3%増の50億900万円、経常利益が同約2・3倍の6億5900万円で増収増益を見込んでいる。27日に福岡証券取引所で上場式が開かれ、福山社長は「初値が付き、ほっとしたのと同時に期待の大きさを感じた。経営に対する緊張感が高まっている。今後もより企業価値を高め、多くの株主に還元していきたい」と決意を述べた。
 同社は1992年7月設立。資本金3億6581万円。従業員236人(連結)。国内7、海外1拠点を置いている。福山社長は北九州市小倉南区出身。1958年7月23日生まれの56歳。福岡大学法学部卒。趣味はゴルフ。