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五洋食品産業
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舛田 圭良
五洋食品産業㈱ 社長
ますだ・けいすけ／福岡市東区出身、1969年1月9日生まれの38歳、九州大学農学部卒。卒業後93年日野自動車に入社、レース用エンジン・環境対策エンジンの設計開発を通じ製造業の基礎を学んだ後、98年1月同社に入社。工場勤務、工場長、営業、代表取締役副社長を経て、06年6月社長に就任。趣味はモータースポーツ
（写真）最前列左から4番目が舛田社長
本格志向の冷凍ケーキ「五洋」ブランドを全国へ
幼き頃のケーキは、特別な日の一番の楽しみで大きな存在。そんな想いをおいしさに変えているのが五洋食品産業㈱だ。
１９７５年、ピザ用ナチュラルチーズの加工業として創業した同社は、食文化の多様化とともに洋菓子製造へとシフト。独自の冷凍技術を駆使した業務用ケーキの開発に注力し、今日ではホテルやレストラン、生協やネットを通じ、一般家庭など幅広いマーケットに冷凍ケーキを届けている。「今や安心安全は当たり前。冷凍であっても美味しいのは当たり前。こだわりを持って作り、お客様がワクワクするようなものでなければ買って頂けません」と言い切る舛田社長。活況を呈する業界の中で、厳選した原料を使用し、ケーキの特徴別に自動洋菓子ライン工場と、本格志向を重視した手作り工場に分け、ハイレベルでクオリティーの高い一品を世に送り出し続けている。
また、「メーカーは研究開発が命」をモットーとし、今年から開発部門の体制を強化。技術革新や特許取得を目的とした九州大学との産学連携にも着手した。さらに、２００９年１月めどに、前原市に本社工場の移転を計画。株式公開も視野に入れハード・ソフトの両面で高品質の工場と体制を整える。
食の安全がクローズアップされる現代で、購買・製造・流通の三位一体で安全供給を確立する五洋食品産業。「五洋」ブランドの冷凍洋菓子が全国に駆け巡る日はそう遠くはない。
DATA
所在地／福岡市博多区東那珂2-20-5
TEL／092-471-6451
設立／1975年6月
資本金／4999万8100円
事業内容／冷凍洋菓子の製造
従業員数／95人（パート・アルバイト含む）
（ふくおか経済2007年11月号FACE）