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24時間遠隔みまもりサービスの実証実験開始 JR九州シニアライフサポートとワーコン


8月末まで

九州旅客鉄道㈱(以下JR九州)のグループ会社・JR九州シニアライフサポート㈱(以下SLS、福岡市東区水谷2丁目、福嶋和彦社長)と高齢者見守りサービスの㈱ワーコン(同市博多区博多駅東1丁目、青木比登美社長)は、4月25日から有料老人ホームで24時間体制の遠隔見守りサービスを実証実験している。
ワーコンは、非接触で心電図や血圧など生体データを取得することができる独自開発のセンサーや医療用対話型ロボット「anco」を対象者の居住空間に設置し、医療資格を持つスタッフが、コールセンター機能を備えた遠隔モニタリングで24時間見守る仕組みを構築している。今回の実証実験では、JRグループで展開する有料老人ホーム「SJR千早」(同市東区水谷2丁目)と「SJR高取」(同市早良区昭代3丁目)の居室内に、同センサーや「anco」を設置し、取得したデータを見ながらの利用者の見守りや問診、健康相談を実施。今後、見守りサービスの施設向けモデルの開発や効果検証を行う。また、実施施設の見守り体制の強化や施設従業員の労務環境改善などの効果も期待する。実施期間は4月25日~8月31日。実施居室数は9室で、効果の検証に伴い拡大も視野に入れている。

2019年5月14日発行