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19年3月期予想を上方修正 山九


物流、機工事業ともに計画上回る

総合物流大手の山九㈱(本社東京都、本店・北九州市門司区港町、中村公大社長)は2019年3月期連結業績予想で、売上高を5570億円から5725億円(前回比2・8%増)、経常利益は370億円から391億円(同5・7%増)にそれぞれ上方修正した。
物流事業では新規航路を含む主要船社のコンテナ取扱量が好調に推移。海外におけるプロジェクト輸送、海外向けの設備輸出作業の受注もあり、前回予想を上回る見通し。機工事業では今年度は石油・石化構内設備のSDM(大型定期修理工事)がメジャー年で、追加・周辺付帯工事などの獲得もあったことが寄与した。また、子会社の業績も総じて堅調だった点も要因となった。営業利益は370億円から392億円(同5・9%増)、当期純利益は244億円から274億円(同12・3%増)を見込む。
同社は1918年10月北九州市門司区で設立。資本金286億1900万円。2018年3月期の連結売上高は5319億5600万円。従業員3万515人(連結、18年3月)。

2019年5月14日発行