高松産業グループ

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住吉 弘徳

高松産業グループ 代表

すみよし・ひろのり／福岡県水巻町出身、1945年3月11日生まれの63歳、法政大学法学部卒、68年高松産業㈱入社。79年取締役、80年副社長を経て、99年社長就任。趣味は映画（DVD）鑑賞

時勢を読む「現場主義」で、新たな歴史を刻む

１９４３年の創業から半世紀以上に渡り、石炭、石油、ガスなど人々の生活に欠かせないエネルギー供給で社会に貢献してきた高松産業グループ。同グループでは、１９６４年に日本石油および出光興産と結んだ特約店契約を機に、石油事業を基幹業としながら、現在主力となったガス事業、不動産や電力会社向け重油、タンカルなど多岐に渡り事業を展開してきた。また、その一方で、厳しい経済変革の時代に立ち向かうべくグループ企業の統廃合による組織改革にも取り組んでおり、次のステップへの準備も着々と進行中だ。
地域のライフラインと密接に関わる仕事に身を置き、徹底した現場主義を掲げる住吉社長。「経営者は、現場の感触を忘れてはいけない」という信念のもと、社長室で戦略を立てるのではなく、顧客と接する場に足を運ぶ大切さを強調する。「見えない相手から一方的に請求書が送られてくるのでは、お客様も嫌でしょう」と顧客を第一に考える言葉からは、地域に密着したサービスを展開してきた同グループの姿勢が窺える。今後は、現場主義で培った時代の流れを的確に把握する力で、新たな市場の開拓も進める構えだ。地域から世界を見据える高松産業グループは、今後のさらなる飛躍を目指し、新たな歴史を刻む。

DATA
〔所在地〕〒807-0022 遠賀郡水巻町頃末北4-6-1
〔TEL〕093-201-5251
〔創業〕1943年
〔設立〕1954年
〔資本金〕5000万円
〔事業内容〕石油、簡易ガス及び高圧ガスの販売及び輸出入業、電力会社向け重油、タンカルなど
〔従業員〕209人
〔グループ売上高〕111億円（2007年12月期）
〔グループ企業〕高松産業㈱、東洋建設工業㈱、宇島瓦斯㈱、高松ガス㈱、光陽興産㈱、大鵬鉱産㈱、住吉興産㈱

（ふくおか経済2008年11月号FACE）