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アステックペイント
(株)アステックペイント
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東3-14-1 T-Building HAKATA EAST 9F [MAP]
TEL:092-431-1300
https://astecpaints.co.jp「人こそ全て 人が企業」塗装業界の変革続ける挑戦者
塗装業界の「The Everything Store」をビジョンに掲げ、「物販」「サービス」「IT」の力を駆使し、塗装業界のあらゆる課題解決に挑戦し続けてきた。その飛躍の背景には、「人こそ全て 人が企業」という企業理念による、自分の価値を発揮できる人材の育成がある。
生産拠点整備を強化
2000年にアステックペイントオーストラリアの日本総代理店として創業。現在では、外壁塗料の研究開発・製造、住宅塗装FC(フランチャイズ)本部、システムやアプリ開発、販促支援などを手掛ける塗装業界のリーディングカンパニーへと飛躍を遂げた。ここ数年は売上高が前年度比115%以上の伸びを示しており、前期(2023年12月期)は83億円で過去最高を更新した。
同社最大の強みは、仲介業者を介さない業界唯一の直販体制で塗装会社に販路を拡大している点にある。施工品質に優れた施工店にのみ塗料を販売。過去最高の新規顧客数を獲得しており、現在の加盟店数は約3500社に上る。昨年4月には、茨城県古河市の関東工場を移転。生産能力は従来の3倍以上に拡大した。今後は5~6月をめどに志免町の福岡工場を同町内で移転拡張を予定しており、年内には大阪営業所の移転も決定。2030年までに売上高300億円を目指す中期事業計画の達成に向け、拠点整備にも余念がない。
DX推進でEC事業が急成長
「塗装業界の概念を変える」。この菅原徹社長の思いから、塗料メーカーの枠を超えた多角的な事業を展開し、改革に挑み続ける同社。コロナ禍を機にWEB会議システム「Zoom」を活用した営業を開始し、ITの領域で顧客との接点を拡大してきた。自社ECサイト「AP ONLINE」を立ち上げ、注文から決済までオンライン上で完結する仕組みを構築。「ECの割合は売り上げ全体の9割を占めるまでに成長した。これは塗装業界では革命的なこと」と自負する。
また、21年にリリースした塗装業などの小~中規模の専門工事に特化した施工管理アプリ「現場ポケット(GEMPO)」も好調だ。現在、利用者数は延べ3万6000人以上、登録社数は6600社を超える。現場の情報や写真をやり取りするチャット機能、現場に入る職人が、現場住所や工程表、指示事項を一覧ですぐに取り出せる掲示板機能など、現場管理に必要な機能をユーザー数無制限かつ低価格で提供。今後もバージョンアップを図りながら、全ての業務がアプリで完結できることを目指す。
社員が自己実現できる環境を整備
これまで成長を続けてきた背景には、「人こそ全て 人が企業」という企業理念がある。3つの柱として、評価制度、能力開発制度、福利厚生を掲げ、社員が自己実現できる環境を整備している。評価制度では、6カ月に1度、チャレンジ目標を自ら設定し、内容に対する評価が昇給、昇格、業績賞与に反映される。昇格については、自ら手を挙げて試験に挑戦する「自己申告制」を採用。人事制度の透明性を上げ、多くの社員が納得できる内容にする狙いだ。試験は半年~約1年にわたる長期間で、多くの課題が設定される。「それらを乗り越え成長した自分の姿に、合格者は自信をみなぎらせていく」という。能力開発では、各種研修や勉強会など、キャリア形成に必要な体系的な育成プログラムを構築。また、対話で自らの成長課題や目標を明確にし、解決方法を見出す「成長対話」の仕組みを導入し、目標への挑戦、達成に対する使命感を培っている。福利厚生では、5人以上メンバーを集めれば好きなサークルを立ち上げられ、活動費も支給される「社内サークル制度」、部署間の交流を目的とした「ランチトーク制度」のほか、リフレッシュ休暇海外支援制度、資格取得支援制度など、自己啓発推進を図るものも充実している。自分の価値を発揮できる人材を育成し、未来永劫の成長を追い求めていく。
菅原徹 社長 すがはら・とおる/東京都町田市出身。1970年6月12日生まれの53歳。映画「ウォール街」に憧れ、18歳で渡米、ニューヨーク州立大学卒。帰国後、投資顧問会社で金融コンサルティング業務に従事。商社に転進後、紫外線が日本の3倍以上もあるオーストラリアで誕生した「アステックペイント」に出会い30歳で独立。趣味は読書、旅行 |
採用情報
募集職種/総合職、専門職(技術職、SE職)、一般職
応募資格/2025年3月大学卒業予定者、既卒も可
採用実績/2024年度21人
採用予定/40人程度
年間休日/120日
問合せ先/TEL.090-9126-3716
担当/山田
(ふくおか経済EX2024年)