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1・6%増の1億2241万人で8年連続の増加 17年県観光入込客推計


外国人は65%増の666万人

2017年の福岡県観光入込客数は前年比1・6%増の1億2241万人で、8年連続で増加した。2009年には19年ぶりに減少したが、10年以降は1億人を突破し増加を続けている。
県商工部観光局観光政策課がまとめた推計調査によると、このうち日帰り客は1%増の1億759万人。宿泊客は6・1%増の1482万人だった。また、県内入込客は同0・2%増の8545万人で、微増ながら4年連続の増加。前年に8年ぶりの減少となった県外客は、4・8%増の3695万人。2015年の水準には及ばなかったものの、1年ぶりの増加となった。一方、前年に2ケタ台の伸びを示した消費額は同2・7%減の7101億6800万円と8年ぶりに減少したが、2前年連続で7000億円を超えた。
また、国が定める全国共通基準に基づく調査では、観光地点など県内601地点の調査と県内13地点の観光客を対象に年4回のアンケート調査を実施。この結果、観光入込客数は、前年比5・4%減の1億148万人だった。このうち訪日外国人は同65・1%増の666万9000人で、前年に続き大きく伸びた。特に観光目的の訪日が同85・7%増の539万8000人の伸びを見せ、ビジネス目的も同12・3%増の127万1000人と伸びた。海外旅行者に実施したアンケート回答を分析した結果、韓国が54・1%を占め、中国17・2%、台湾15・3%、香港5・1%と続き、東アジアの国と地域が上位を占めた。
県内の主要観光施設の利用者数は次の通り。
▼太宰府天満宮1054万280人▼マリノアシティ福岡530万人▼宮地嶽神社396万人▼福岡ヤフオクドーム332万6521人▼福岡タワー201万5799人▼道の駅むなかた172万9396人▼宗像大社辺津宮159万2775人▼篠栗四国八十八カ所(南蔵院)135万4800人▼国営公園海の中道海浜公園108万5358人▼ファーマーズマーケットみなみの里(筑前町)107万9074人

2019年5月1.8日合併号