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小倉城天守閣の改修工事が完了 北九州市


展示物や内装を一新

北九州市(北橋健治市長)が昨年から進めてきた小倉城(同市小倉北区城内)の天守閣工事がこのほど完了し、3月30日にリニューアルオープンした。
天守閣再建60周年を記念したもので、昨年8月に一時閉館し改修工事を進めてきた。リニューアルでは展示内容と内装を約30年ぶりに一新し1階から5階までエレベーターを新設。1階には40席規模のシアタールームを設け、城の誕生から現在までの約400年の歴史を縦2・5m、横6mのスクリーンに放映する。2、3階は同城ゆかりの細川家と小笠原家、巌流島の決闘で有名な宮本武蔵と佐々木小次郎などが使用したとされる甲冑や刀のレプリカなどを展示。4階が企画展示コーナーで5階が展望室となっている。天守閣南側にはラウンジや土産コーナー、観光案内デスクを備えた「しろテラス」をオープンした。同市では「小倉城周辺の整備完了を記念し、5月19日に小笠原流流鏑馬、11月1日から26日に同城そばの勝山公園大芝生広場に特設劇場を設け、歌舞伎・中村座小倉城公演を開催する」と話している。

2019年4月16日発行