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骨格検出システムの改良を実施 ネクストシステム


解析速度2倍以上引き上げ

ソフトウェア開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻3丁目、藤田義生社長)は2月27日、Webカメラで撮影されたスポーツ映像などからリアルタイムで人の骨格情報を検出する同社開発のシステムに、解析速度引き上げなどの改良を実施した。
このシステムは市販のWebカメラで撮影された人の映像から体の関節25カ所と顔のパーツ5カ所の座標を検出するというもので、スポーツのフォームチェック、バーチャル映像の制作、工場内の異常検知などに使用したい企業向けに昨年11月から販売している。今回はリアルタイムで骨格検出する際の解析速度を最大2・3倍引き上げたほか、背骨の検出位置の改良や体の部位ごとに表示を色分けするなどの変更を実施。医療研究分野などへの利用がしやすいようしたという。製品価格は39万8000円(税抜)。同社は「簡単に使っていただくためにスマートフォンへの搭載などを目指し改良を続けていく。高齢者リハビリへの応用など具体的なサービスに利用できたら」と話している。
同社は2002年8月設立。資本金8075万円。従業員数55人。

2019年3月26日発行