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TheFace2008

イオン九州


岡澤 正章

イオン九州㈱ 社長

おかざわ・まさあき/兵庫県姫路市出身。1951年12月8日生まれの56歳。関西大学商学部卒。75年4月ジャスコ㈱(現イオン㈱)入社。兵庫営業企画部長、販売促進部長、ジャスコ津田沼店長を経て、06年5月㈱マイカル九州専務に就任。昨年5月イオン九州㈱取締役に就任し、同8月のマイカル九州との合併に伴い常務、今年5月社長就任。趣味は散歩

3業態持つ強み生かし“グローカル経営”推進

昨年8月の㈱マイカル九州との合併などで、08年2月期の営業収益が前期比約300億円増の2403億円となったイオン九州㈱。今年5月に常務から昇格した岡澤正章社長は「イオングループ内でも稀な総合スーパー(GMS)、ホームセンター(HC)、スーパーセンター(SuC)という3つの業態を持つ強みを生かした展開を追求していきたい」と抱負を語る。
その言葉が示す通り、就任直前の4月には機構改革を実施。従来は業態ごとに分けていた組織を、商品担当、営業担当を新設し、その下に各部を配置。「業態の垣根を越えて情報共有化を進めることで、各業態に止まっていた良い売り場、良い品揃えの経験値“ベスト・プラクティス”を全業態に波及していく」とその狙いを明かす。
一方、成長戦略に欠かせない新規出店では、今期は4月のSuCを核とした「イオン大木SC」を皮切りに、HC「ホームワイド」を2店舗、年内オープン予定の「イオンモール筑紫野」の核店舗として「ジャスコ」を出店。今後も年間4、5店舗を計画する中、「新規出店でも、“ベスト・プラクティス”を駆使し、地域特性に応じた売り場を構成する」。岡澤新社長のもと、 グローバルとローカルの両立をうたった“グローカル”経営を推進し、10年度の営業収益3000億円を目指す。

DATA
〔所在地〕〒812-0016 福岡市博多区博多駅南2-9-11
〔TEL〕092-441-0611
〔設立〕1972年6月
〔資本金〕31億4,400万円
〔事業内容〕チェーンストア(総合小売業)
〔従業員〕1万776人(うち正社員2,577人、08年2月20日現在)
〔営業収益〕2403億6,100万円(08年2月期)
〔店舗数〕98店舗(08年10月末)
〔関連会社〕イオン㈱はじめイオングループ

http://www.aeon-kyushu.info/

(ふくおか経済2008年11月号FACE)