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前年同月比2・1%減で6カ月ぶりのマイナス 福岡市内4百貨店の1月売上高


衣料品や食料品が不振

日本百貨店協会が2月21日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の1月売上高は前年同月比2・1%減の183億4900万円で6カ月ぶりのマイナスだった。
福岡市内4百貨店の商品別の売上高では衣料品が4・9%減の63億5200万円、食料品が6・5%減の32億4500万円、食堂・喫茶が1・4%減の2億6500万円と前年を下回ったのが響いた。一方、身のまわり品が0・4%増の38億300万円、雑貨が5・7%増の34億5500万円、家庭用品が1・4%増の5億6900万円だった(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡市内を除く九州・沖縄の百貨店(14店舗)の同月売上高は前年同月比0・2%減の238億1800万円と3カ月連続のマイナスとなった。商品別では、衣料品が3・3%減の95億700万円、食料品が0・6%減の49億7500万円、食堂・喫茶が2・2%減の5億9200万円と前年同月を下回った。一方、身のまわり品が9・0%増の34億4500万円、雑貨が1・5%増の33億1100万円と前年同月を上回った。
全国的な傾向としては消費心理の冷え込みや初商、クリアランスセールの不振、好調に推移してきたインバウンドが苦戦し、全国平均でも同2・9%減と3カ月連続マイナスとなった。地区別では10大都市全てでマイナスに転じ、同平均でも3・1%減と2カ月連続マイナス。10大都市以外の8地区は2・5%減と21カ月連続のマイナスとなった。

2019年3月5日発行