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福岡市の建設会社、不動産会社を買収 西部ガス


グループの不動産関連事業の業容拡大へ

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)は、このほど㈱吉川工務店(同市中央区大手門3丁目、吉川啓二社長)とその関連会社で不動産業の吉祥開発㈱(同所、吉川和徳社長)の全株式を取得した。
2016年に策定した「西部ガスグループ中期経営計画」において、グループ事業全体の収益拡大を目指すために、新事業参入も視野に幅広く事業拡大を進めており、今回の子会社化もその一環。吉川工務店は、福岡都市圏を中心に総合建設業を展開し、分譲・賃貸マンション、事務所、教育・福祉施設など幅広く対応できる施工能力を有している。西部ガスグループでは、これまでもマンション、住宅建築業の㈱エストラストや九州八重洲㈱、不動産賃貸業の西部ガス興商㈱などで不動産事業に取り組んでおり、「今回の2社の株式取得により総合建設業が加わることで、グループの不動産関連事業の業容拡大が期待できる」としている。買収額は非公表。
吉川工務店は1958年12月設立。資本金は3000万円。主業務は建築、土木の請負、建築工事設計および工事監理など。売上高は27億9100万円(2018年6月期)。従業員数は29人。
吉祥開発は1980年5月設立。資本金は1400万円。主業務は不動産の売買、仲介、管理など。売上高は6000万円(2018年4月期)。従業員数は3人。

2019年3月5日発行