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連結売上高が4・2%増の2086億円  西部ガス    5期連続で増収、過去最高を更新


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)の2015年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比4・2%増の2086億7300万円と過去最高を更新、経常利益も38・9%増の77億5900万円で増収増益だった。単体でも売上高が1544億1200万円(5・4%増)、経常利益が49億5000万円(43・6%増)の増収増益だった。
 都市ガスの販売量の増加や原料費調整制度に基づくガス料金単価の上方調整の影響などからガス売上高が伸びて5期連続の増収。前年度に続いて2000億円を突破し、過去最高を更新した。利益については、円安により都市ガス原材料費は増加したものの、売上高が堅調に伸びたため増益だった。同社では「11月から『ひびきLNG基地』の運用を開始するなど天然ガスの安定供給体制の構築に努めるとともに需要拡大に向けた営業活動を展開した」と話している。
 年間のガス販売量は家庭用が2億7377万立方m(1・4%増)、業務用が5億8302万立方m(2・9%増)、総販売量が9億1330立方m(2・1%増)で、顧客戸数は微増の115万戸(3月31日現在)だった。今期は連結で売上高が2013億円(3・5%減)、経常利益が105億円(35・3%増)の減収増益を見込んでいる。