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北九州市小倉北区に小倉織の工場事務所 小倉織物製造


将来的には見学にも対応

繊維生地製造の小倉織物製造㈱(北九州市小倉北区、築城弥央社長)は2月18日、同区紺屋町に小倉織の工場を開設した。
場所は、通称「小文字通り」紺屋町交差点東側の「毎日西部会館」2階。同社は昨年7月新設し、今年1月には同所に事務所を構えており、小倉織の量産を目指す。フロア面積約500㎡。工場には、糸を整える整経機や、織機、検反機など繊維業の製造に必要な機械を導入。多様な織物を生産できるようになり、アパレル用生地や壁紙などのインテリア生地として分野を広げていく。中でも整経機(整織の準備工程でたて糸の本数を正し、長さ、張力を整えて巻く機械)は、国内で数十台しかない最新機械だという。従業員数は4人。築城社長は「最新機械を導入することでデザインの幅をさらに広げることが可能になる。また、将来的には工場見学にも対応し、小倉織の認知度向上につながれば」と話している。

2019年2月26日発行