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3月は前年同月比9・3%減の881億円  九州内スーパー販売額    9カ月ぶりマイナス


 九州経済産業局が5月12日に発表した、2015年3月の九州内スーパー販売額(速報値)は881億円で、全店ベース(458店舗)では前年同月比9・3%減で、9カ月ぶりのマイナスだった。店舗数は6店舗増加。過去1年間の新規出店と閉店を除く既存店ベースでは10・2%減少した。
 商品項目別にみると、「飲食料品」が490億円で0・8%減。「衣料品」は138億で14・2%減。「その他」が254億で20%の減。学生衣料など一部に動きがみられたものの、昨年の駆け込み需要の反動で「衣料品」の動きは鈍かった。「飲食料品」は安全志向の強まりで地元県産の豚肉や鶏肉など単価の高い商品の動きが良かったものの、米や飲料、酒などの動きが鈍く11カ月ぶりに前年を下回った。「その他」はかけこみ需要の反動で家具・家電の動きが鈍く、連続で下回った。
 九州内スーパー販売は、従業員が50人以上、売り場面積の50%以上にセルフサービス方式を採用し、売り場面積1500平方m以上の商店が対象(速報値の値は、データの追加・修正などにより異なる)。