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県内3チームと選手の就労支援で契約 東京のスポーツフィールド


全国初提携

体育会学生限定就職サイト「スポナビ」の運営や教育・研修事業などを手掛ける㈱スポーツフィールド(東京都新宿区、篠﨑克志社長)は1月7日、福岡県内3つのスポーツチームと就労支援に関するパートナー契約を締結した。
主力のスポナビ事業で体育会学生や社会人チームと交流する中で、選手たちの働く環境やキャリア形成が十分でない現状を把握し、同社では昨年10月から現役アスリートが仕事と競技を両立する「デュアルキャリア」の形成を目指し、選手の派遣や紹介予定派遣業(※)を開始。全国初の案件として、一般社団法人UBUNTUFS(北九州市学術研究都市南部地区、柿塚英樹代表理事)運営の県内初のプロフットサルチーム「ボルクバレット北九州」、一般財団法人福岡県バレーボール協会(福岡市博多区中洲中島町、吉永俊嗣会長)運営の社会人チーム「福岡春日シーキャッツロゴ」、一般社団法人福岡SUNS(福岡市博多区博多駅南3丁目、吉野至代表理事)運営の九州初のXリーグのアメフト社会人クラブ「福岡SUNS」の3チームと契約を結んだ。
今回の提携では「選手として競技に高い能力を発揮できる環境を整備すること」、「引退後の人生に向けた準備やサポート」を目的に、スポーツフィールドがカウンセリングなどをもとに選手の受け入れ先となる企業を選出し、派遣もしくは紹介予定派遣する。伊地知和義副社長兼九州ゼネラルマネージャーは「福岡で第1号案件を弾みに、全国でこの取り組みを広げていきたい」と話している。
※派遣社員が派遣を要請した企業と、派遣期間終了時に直接雇用契約を結ぶことを目的とした雇用形態の一種。企業側と労働者側のニーズの一致を促進、あるいはミスマッチを未然に防ぐことのできる雇用紹介形式として浸透しつつある。
同社は2010年1月設立。資本金1030万円、従業員113人。全国10拠点を置く。

2019年2月5日発行