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本館の正面外装や1階ロビー、客室を改装 福岡東映ホテル


1階にカフェ文具販売コーナーも

東映グループの㈱東映ホテルチェーン(東京都中央区銀座、田中誠一社長)が運営する福岡東映ホテル(福岡市中央区高砂1丁目、杉本好史支配人)は、5億円を投じて本館の正面外装や1階ロビー、本館客室102室を改装し、2月9日にリニューアルオープンする。
本館の老朽化などに伴い、天神、博多駅両地区に近接する立地を生かし、ビジネスや観光拠点に「ちょうどいいホテル」をコンセプトに改装するもの。正面外装は白を基調に青を差し色にした落ち着きのあるファサードが印象的な外観に改装。1階はこれまでとんかつ専門店「濵かつ」が営業していたが、通称城南線沿いに面した側にはコーヒー豆を挽くグラインダーをデザイン・設計・製造する会社をもつダグラス・ウェバーさんが手がける全国初のカフェ「カマキリコーヒー」(21㎡)が入居。このほか、福岡発の文房具メーカー、㈱ハイタイドの商品を販売するコーナーやラウンジ、コワーキングスペース、拡張するフロントロビーにはインターネット環境や自動チェックインを導入するなど開放感のある空間に改装。客室は一室あたりの床面積が13㎡以上のコンフォートシングルルーム(100室)やダブルルーム(1室)、ツインルーム(1室)を改装。シングルルームは訪日外国人などに対応するため、セミダブルベッドをダブルベッド(日本製)に変更するといい、従来のビジネスマン向けから若い女性層向けに内装やじゅうたんなども変更するという。
杉本支配人は「カフェや地場の文房具メーカーとのコラボは初の試み。今後は20代から30代の女性層などの集客増を狙うとともに、ホテルの知名度向上を図っていきたい」と話している。
㈱東映ホテルチェーンは1983年9月設立。資本金1000万円。決算期は3月。福岡東映ホテルは1981年2月開業。客室数は別館も含めシングル128室、ダブル10室、ツイン59室となっている。

2019年2月5日発行