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東京のAI活用企業と技術者育成で連携 九州工業大学


文科省主催の教育プログラム通じて

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、尾家祐二学長)はこのほど、マーケティング調査や人口知能を利用したデータ解析受託などの㈱Insight Tech(インサイトテック/東京都新宿区、伊藤友博社長)と機械学習人材の育成で連携した。
文部科学省が主催する教育プログラム「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)」を通じて連携したもので、同大学情報工学部学生の機械学習の向上を図る。連携ではインサイトテック社が運営する企業の商品やサービス、社会に対する不満などを投稿し、ポイント化されるサイト「不満買取センター」に2015年3月18日から17年3月12日までに投稿された特定の個人につながらない情報約525万件を無償で九工大に提供。学生のリアルデータを用いた演習、実習活動を推進していく。同大学では「実世界の問題に迅速かつ、柔軟に対応できるIT技術者育成につなげたい」と話している。

2019年1月29日発行