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大牟田市のみなと産業団地に新工場  岡山県のノブハラ    7月末に操業予定


 溶接金網や溶接金属、鉄筋格子の製造、販売の株式会社ノブハラ(岡山県備前市、延原巌社長)は総投資額2億円をかけ、大牟田市四山町の「みなと産業団地」内に九州初の製造拠点を建設、7月末から操業を開始する。
 三池港が近いことや、有明海沿岸道路の延伸計画で佐賀や熊本へのアクセスが向上し、九州全域の取引企業への対応強化や新規顧客の開拓を見込み進出を決定したもの。場所は熊本県荒尾市との県境にある重要港湾・三池港南側の三池港臨港地区工業港区内の一区画。新工場の敷地面積は5000平方m、延べ床面積は2000平方m。同工場では、四角棒で製造したワイヤーメッシュでコンクリートの付着率を高めた主力商品「スクリューメッシュ」をメーンに製造する。操業までに新たに正社員を15人雇用する予定。生産能力は1カ月で1500トン。
 「みなと産業団地」は12年4月から製造業向けの企業立地の受け皿として分譲開始され、同社が初の進出企業。近年は、重要港湾の三池港や有明海沿岸道路といった周辺の産業基盤整備が進んでいることで、生産拠点としてのポテンシャル向上が期待されているエリア。
 同社は1993年1月設立。資本金2000万円。同社の主力商品「スクリューメッシュ」は現在、特許申請中。岡山県の本社工場以外に岐阜県美濃加茂市に東海工場を構えている。