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ユナイテッドリアルティ(株)
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時代の変化を見極め常に新しいアイデアを創出
不動産のワンストップ・コンサルティングを提供するユナイテッドリアルティ㈱は収益不動産の企画開発から手厚い入居管理、独自の戦略的な運用提案でオーナーとの信頼関係を構築している。
博多区美野島3丁目にコンセプト物件を建設
投資用賃貸マンション、アパートの一棟売りを手掛けるユナイテッドリアルティ㈱は現在、28棟目となる賃貸物件を御供所町に建設している。最近では博多区神屋町や中央区清川2丁目、清川3丁目などのマンションが完成した。来年1月には、これまで築き上げてきたノウハウを詰め込んだRC造10階建てのコンセプト物件が美野島3丁目に完成する。
従来は誰もが居心地の良い空間と感じるような内装設計を基本としていた。今回は新しい試みとして学生もターゲットに加え1フロア5世帯は全て異なるテイストの部屋にする。おしゃれな雰囲気にこだわりを持った入居者にも気に入ってもらえるようにプロジェクトを詰めている最中だ。
画一的な物件を建てるよりもコストや時間がかかることは想定されるにも関わらず、井村社長は「売上だけを追求するのではなく、地域の人からも建ててもらって良かったと言ってもらえるようないいものをつくっていきたい。入居者の思いと当社の思いがつながることがベスト」とこだわることに全力な姿勢をみせ、パーソナリティ溢れる積極的な入居者の要望にも誠意を持って向き合っていく心構え。
住む場所は少なからずその人の人生に影響を及ぼす。「生活の中心である部屋だからこそ、その人に合ったライフスタイルの提案までしていきたい」と一歩先のコンサルを目指す。入居者の生活感度が高まる空間の提案や、管理まで自社で取り組んでいるからこそできる周辺環境についての助言など踏み込んだ部分までサポートする態勢。10年、さらには20年後も必要とされる企業を目指すユナイテッドリアルティにはブランディングに関しても余念がない。
本社会議室
多様化する価値観の中不動産の可能性を拡大
「経験と常識にとらわれずアイデアを創出したい」という井村社長の思いの一つとして表れているのが会議室だ。同社の会議室は一般的な無機質な会議室とは一味違った、センスただようインテリアで飾られている。会社内や取引先そしてオーナーと柔らかい雰囲気と適度な緊張感の中で話し合うことによってビジネスモデルや物件のデザインのほか、さまざまアイデアを浮かびやすくするための工夫をしているのだ。
時代の変化を見据え、設立当初から不動産の付加価値を重要視している同社。単なるモノの消費から、実感や精神面での満足感、すなわちコトの消費(体験型消費)へと価値感が変わる中、どこにニーズがあるかを冷静に見極めることが重要となってくる。
また、時間やモノの使い方や共有の方法も多様化し、従来では考えられなかったことが普通になってきている。それは「不動産にも、そして当社にも同じことが言える」と井村社長は可能性をあらわにする。今後住居用としての物件がシェアスペースなどほかの目的と合体、つまり不動産と別の何かを組み合わせることによってより一層生活は豊かになっていくであろう。時代と共に成長するユナイテッドリアルティの今後の動きに注目が高まる。
井村 誠司 社長 いむら・せいじ/広島市西区出身。1971年7月15日生まれの46歳。九州産業大学卒。趣味は旅行、サッカー |
【DATA】
所在地/〒810-0042 福岡市中央区赤坂1丁目14-22センチュリー赤坂門ビル3F
TEL/092-720-1050
FAX/092-720-1055
設立/2011年7月
資本金/500万円
事業内容/不動産の総合コンサルティング事業、不動産による資産形成・資産運用提案事業、不動産の開発・売買仲介・賃貸仲介・賃貸管理事業
年商/7億円(18年6月期見込み)
従業員/4人
URL/http://www.united-r.co.jp
【採用情報】
募集職種/不動産企画開発担当、不動産管理担当、営業事務担当
応募資格/高校卒業以上
採用実績/2017年度3人
採用予定/5人
問合せ先/TEL.092-720-1050
担 当/小島
(ふくおか経済EX2018年)