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前年同月比2・7%増の約188億円 福岡市内4百貨店の11月売上高


4カ月連続のプラス

日本百貨店協会が12月21日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の11月売上高は前年同月比2・7%増の188億9000万円で4カ月連続プラスだった。
全国的な傾向としては高額品やインバウンド売り上げが好調だったものの、気温が高めに推移しコートを中心とした重衣料など冬物商材の動きが鈍く、土曜日1日減などのマイナス要因が影響し全国の売上高は2カ月ぶりにマイナスとなる0・6%減と前年実績にわずかに届かなかった。地区別では10大都市のうち、福岡や札幌などの6都市において前年をクリアし、10大都市が0・2%増と2カ月連続のプラスとなる一方、10大都市以外の地方は2・3%減となった。4カ月連続のプラスとなったのは0・2%増の東京と福岡のみだった。
福岡市内4百貨店の商品別の売上高では食料品が3・9%増の43億4800万円、雑貨が16・0%増の38億9300万円、身のまわり品が6・3%増の34億400万円だった。一方、衣料品が5・1%減の55億5500万円、家庭用品が4・7%減の5億600万円、食堂・喫茶が10・0%減の2億4300万円と前年を下回った(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡市内を除く九州・沖縄の百貨店(14店舗)の同月売上高は前年同月比2・4%減の265億6600万円と2カ月ぶりのマイナスとなった。商品別の売上高では、食料品が0・1%増の93億3000万円、雑貨が4・4%増の37億5600万円だった。一方、衣料品が5・9%減の84億400万円、家庭用品が9・3%減の13億5100万円、食堂・喫茶が3・7%減の5億7200万円と前年同月を下回った。
表はこちらから。

2019年1月8日発行