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中間期売上高は22%増の715億円弱 黒崎播磨


売上高、営業・経常利益ともに過去最高

耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、伊倉信彦社長)の2018年9月の中間決算(4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比21・8%増の714億9700万円、経常利益が同36・1%増の57億6800万円と増収増益だった。
耐火物事業において原料などの価格上昇分の販売価格への転嫁を進めたことや、海外子会社の売り上げ増によるもの。また、コストダウンの取り組みなどで、営業利益も同40・4%増の54億3700万円だった。主要事業別の売上高は、耐火物事業が同25・1%増の583億9600万円、溶鉱炉製造などのファーネス事業が同14・1%増の86億7800万円、セラミックス事業が同2・7%増の36億1600万円、不動産事業が同1・3%減の4億5900万円、その他事業は同15・9%増の3億4600万円と軒並み増収だった。
同社では「通期売上高では、国内での堅調な需要や海外での拡販で増収を見込む。利益については海外子会社の利益増やファーネス事業の好調により増益を見込んでいる」と話している。

2018年12月26日発行