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派遣先拡大のためエンジニア養成を強化 キューアンドエーワークス福岡支店


20年までに30人輩出

IT企業向け人材派遣のキューアンドエーワークス㈱福岡支店(福岡市中央区白金1丁目、荒川紳支店長)は派遣先拡大のため、エンジニア養成を強化している。2020年10月までに30人のエンジニア輩出を目指す。
コールセンターへの人材派遣をメーンとする同社は電子機器の使い方や設定の電話応対によるテクニカルサポートを得意とする中、需要が高まるエンジニアの人材育成にも力を入れている。通常の派遣スタッフよりも難易度の高いスキルを身につけたエンジニアを育成することで、派遣先の拡大につなげるとともに離職を防ぐ。
福岡支店は2016年12月の支店開設以来、派遣業務時間終了後に事務所内で従業員がエンジニアへの道を進むための勉強会を実施しており、今年4月に集合研修スタイルから個々の学習能力の差を考慮して自習スタイルへと学習方法を変えるなど対策を加えながら教育に取り組んでいる。自主学習では自宅でウェブサーバー、ファイル共有サーバーなどについての研修を受けることができるウェブ学習システムを用いて勉強を促し、現時点では衛生陶器・住宅設備機器、タイヤ販売会社などに向けて13人のエンジニアを輩出している。
荒川支店長は「エンジニアへとコマを進めたスタッフはSEなどに道を進め、ネットワーク管理といったサーバー保守やPCの問題対応、コンピューターの設置や設定(キッティング)の担い手となる」と話している。
同社は1999年7月設立、資本金は9746万円。テクニカルサポートを得意とし、キューアンドエーワークス㈱(東京都渋谷区)を本社に持つ。福岡支店の従業員数は71人。

2018年12月18日発行