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調剤薬局に遠隔服薬指導システムを導入 新生堂薬局


南区の中尾店で

調剤薬局やドラッグストアを展開する㈱新生堂薬局(福岡市南区中尾3丁目、水田雅幸社長)は11月15日、同町の調剤薬局「新生堂薬局 中尾店」で医薬品・医療機器メーカーのニプロ㈱が開発した遠隔診療サポート見守り支援システム「ニプロハートライン」を導入した。
福岡市から今年認定を受けた「福岡市国家戦略特別区域法を活用した遠隔服薬指導事業」の登録事業者として取り組むもの。同システムは在宅医療の見守りサービスとしてニプロが開発。患者は携帯端末などから専用アプリをダウンロードして登録すると、テレビ電話のように画面上で薬剤師からの服薬指導を受けることができる仕組み。登録は無料で、主なターゲットは在宅医療を受けるへき地に住む高齢者。今後は同市早良区内野2丁目の内野店でも導入を予定している。
同社では「将来的には多忙なサラリーマンや若者など、幅広い層からの需要を見込んでいる」と話している。
同社は1984年3月設立。資本金8000万円、従業員は1100人。2018年9月期の売上高は199億円。県内を中心に調剤薬局を72店舗、ドラッグストアを50店舗展開している。

2018年12月18日発行