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骨格検出システムを法人向け販売開始 ネクストシステム


5年間で合計50億円以上の売り上げを目指す

ソフトウェア開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻3丁目、藤田義生社長)は11月19日、Webカメラで撮影されたスポーツ映像などからリアルタイムで人の骨格情報を検出するシステムの法人向け販売を開始した。
製品名は「VisionPose(ビジョンポーズ)」。市販のWebカメラで撮影された人の映像から体の関節25カ所と顔のパーツ5カ所を検出するというもの。スポーツのフォームチェック、バーチャル映像の制作、工場内の異常検知などに使用したい企業向けに販売する。システムはDVDからパソコンにインストールし、導入先の企業が扱う製品やアプリケーションに組み込んで使用する。用途制限はなく、商用利用可能。将来的にはクラウド上やスマートフォンで使用できるよう改良を続ける。工場・小売・監視業務、スポーツ、医療、IT機器への組み込み、エンタメの5分野で、今後5年間に各分野それぞれ10億円以上の売り上げを目指す。
同社は「専用のカメラがなくても市販のWebカメラとパソコンで骨格情報が抽出できる。スマートフォンでも使用できるようデータの軽量化と高速化を進めたい」と話している。
同社は2002年8月設立。資本金8075万円。従業員数55人。

2018年11月27日発行