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阿蘇地域振興デザインセンターと包括協定 ヤマップ


フットパスの利用促進などで

登山アウトドア向け地図アプリ開発の㈱ヤマップ(福岡市博多区網場町2丁目、春山慶彦社長)は10月25日、熊本県阿蘇周辺8市町村でイギリス発祥のフットパスコースの整備を推進する公益財団法人阿蘇地域振興デザインセンター(同県阿蘇市一の宮町、理事長・髙橋周二南小国町長)とフットパスの利用促進などを目的に包括協定を結んだ。
フットパスとは、「歩くことを楽しむための道」のこと。同法人では阿蘇エリアの8市町村のフットパスコースを整備するとともに、同コース付近の店舗や施設などへの集客を目指している。提携により同社の地図アプリ「ヤマップ」を活用するユーザーが同エリアを利用することで地域の経済活性化を図る狙い。同アプリ内では周遊ルートや観光スポットの位置を提供しており、ユーザーは歩行記録を取りながら、コース上の有益な情報にアクセス可能。今後はフットパスに関する情報提供を通してユーザーへの認知拡大を狙う。
同社では「今後、近隣の企業や自治体との様々な取り組みも考えており、活性化の一助になれば」と話している。
同社は2013年3月設立。資本金13億7324万円(資本準備金を含む)。従業員35人。決算期6月。地図アプリ「ヤマップ」はスマートフォンに搭載されたGPS機能を活用するため電波が届かない状況でも現在地の把握ができる登山向けアプリ。現在、同アプリのダウンロード数は107万を超えている。

2018年11月20日発行