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売上高は9・3%増の190億円、軽常は14億円 南陽中間決算


産機事業が好調で増収増益

福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比9・3%増の190億7800万円、経常利益が同15%増の14億900万円の増収増益となった。
営業利益は同20%増の13億4500万円、当期純利益は同16・9%増の9億4100万円。建設機械事業では九州の災害復旧工事が継続して実施され、販売部門では社会インフラの補修に関連する商品の販売強化と既存取引先の需要の掘り起こしに努めるとともに。レンタル部門では災害の影響などで顧客ニーズの高い地域でレンタル機械の稼働率の向上に努めた。この結果、売上高は同2・6%増の65億1100万円で、セグメント利益は2ケタ台の伸びを示し、同23%増の7億8400万円となった。
一方、産業機器事業では中国市場向けの生産活動には陰りが見え始めてきたものの、好調が続く電子部品・半導体業界を中心に企業の生産活動は堅調に推移するなか、生産部品や消耗部品の販売強化に努めるとともに、検査工程で使用される設備機械の販売強化にも努めた。この結果、売上高は同13・4%増の123億7000万円で、セグメント利益は同12・5%増の7億6300万円と伸びた。砕石事業では事業拠点近隣の公共工事並びに安定した需要が見込まれる生コン向けの販売が減少したことで、売上高は同3・2%減の1億9600万円、セグメント利益は同84%減の200万円だった。
通期では売上高が前年比8・6%増の393億円、経常利益が同1・9%増の26億円を見込んでいる。

2018年11月20日発行