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鉄鋼商品販売好調で売上高が16・4%増 小野建


貸倒引当金繰入増で経常利益7・5%減

東証1部上場で鋼材の輸入・販売の小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2019年3月期第2四半期(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同月比16・4%増の1081億4800万円、経常利益が同7・5%減の28億4100万円で増収減益だった。
売上高は鉄鋼商品販売事業において、販売数量の増加や鋼材市況の上昇で前年同月を上回ったものの、貸倒引当金繰入額の増加で営業利益、経常利益ともに前年を下回った。四半期純利益も12・3%減の18億7300万円だった。
エリア別で見ると、九州・中国エリアは販売数量の増加や鋼材市況の上昇で売上高が12・7%増の581億1600万円となったが、利益率の低下に伴い、セグメント利益は2・1%増の18億7100万円に止まった。関西・中京エリアは鋼材市況の上昇や工事請負事業の増加で売上高が17・5%増の270億7600万円。利益率が低下したものの売上高増加に伴いセグメント利益は12・4%増の6億4900万円となった。関東・東北エリアは販売数量の増加や鋼材市況の上昇で売上高が25・6%増の229億5600万円となったが、貸倒引当金繰入額の増加でセグメント利益は55・1%減の2億5300万円だった。
通期では、売上高が前期比11・4%増の2262億円、営業利益が7・6%減の64億円、経常利益が8・3%減の65億円と業績予想を修正。5月15日の前回と比べて、売上高を54億8800万円増額する一方、営業利益は3億6100万円、経常利益は3億5200万円減額した。

2018年11月13日発行