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ジャパンシーフーズ
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井上 陽一
㈱ジャパンシーフーズ 社長
いのうえ・よういち／福岡市南区出身。1978年9月8日生まれの40歳。創価大学経営学部卒、2001年㈱CSK入社、07年ジャパンシーフーズに入社し大阪営業所長、13年副社長、18年9月社長に就任。趣味はフットサル
コンシューマー商品で続々と受賞、安心安全な食品を
業務用生食製品のアジ・サバ分野で全国トップシェアを誇る。「業務用で培ってきた鮮魚加工技術を生かして業容を拡大していく」と、近年コンシューマー向け商品の開発を進めており、これまでに全国水産加工連合会会長賞をはじめ水産庁長官賞など数々の名誉ある賞を受賞してきた。９月発売の新商品「極しめさば」が狙うのは農林水産大臣賞。スーパーに並ぶ価格のボリュームゾーンから一線を画した高付加価値商品で、原料に済州島沖産の良質なサバを使用している。「脂の乗りが良く、とろけるような口当たりが特徴。昆布の旨みとハチミツのまろやかな甘味を調和させている。バイヤーの評価も非常に高い」。またコンシューマー商品を充実させた先の展望として実店舗を構える予定で、ブランディングにも力を入れていくという。
製造・加工工程では食の安全を徹底的に追求するため、積極的に投資している。アニサキス報道で取り上げられやすいサバだけでなく、近年事故が増えてきたアジにも目視検査を導入。その検査にはＬＥＤ技術者と共同開発した高出力紫外線ＬＥＤを使用するなど、アニサキス対策は常に業界をリードしている。「アニサキスフリーを実現し、一日も早く安心安全な商品を世の中にお届けしたい」と力強く語った。
DATA
所在地／〒811-1302 福岡市南区井尻5-20-29
TEL／092-593-7662
創業／1987年9月
設立／1987年7月
資本金／1億円
事業内容／生食用アジ・サバ・アナゴ加工卸
従業員／210人 売上高／34億円（2018年8月期）
拠点／（工場）福岡市東区箱崎ふ頭5-9-29、対馬市上対馬町泉464 （食品研究室）福岡市東区社領1-11-9 （営業所）仙台、関東、名古屋、大阪、福岡
（ふくおか経済2018年11月号FACE）