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中央区荒戸1丁目に小規模ゲストハウス 香川のあなぶきスペースシェア


来年秋に開業予定

あなぶきハウジンググループで簡易宿所の開発・運営などの㈱あなぶきスペースシェア(高松市紺屋町、平山俊一社長)は来年秋のオープンを目指し、福岡市中央区荒戸1丁目に小規模ゲストハウス「アルファベッド大濠公園(仮称)」を建設する。
現在、利用していない自社ビルを取り壊し、遊休不動産活用の一環として民泊施設を運営し、インバウンド客の宿泊需要を取り込む。場所は通称那の津通り沿いの福岡市役所消防局中央消防署荒戸出張所の北東側。敷地面積は約110㎡。建物は鉄骨造りで5階建てで、延べ床面積が約428㎡。ターゲット層はインバウンド客のほか、3人以上や家族単位などの邦人のグループ利用者を想定。全9室で1室30㎡以上の広さを確保し、4~6台(2段タイプを含む)のベットを設ける。また、長期滞在の利用客も想定し、室内にはキッチン、館内にはコインランドリーを備える予定。
あなぶき興産グループ統括部兼社長室の岡田佳昭さんは「ゲストハウス運営は今回が九州初の取り組みのため、他のビジネスホテルや民泊施設などと差別化を図っていく」と話している。
同社は民泊などのシェアリング・エコノミーサービス事業を目的に今年2月に設立。資本金7000万円で穴吹ハウジングサービスが75%、穴吹興産が25%出資。従業員9人。決算期6月。香川のほか、広島、福岡に拠点を置く。昨年12月旅館業法に基づき簡易宿泊所の許可を取得し、高松市の単身者用賃貸マンション2室で民泊の運営を開始している。

2018年11月6日発行