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TheFace2010

メガネの落合


落合 信裕

メガネの落合 社長

おちあい・のぶひろ/福岡市出身、1966年11月23日生まれの43歳。早稲田大学商学部卒。趣味はテニス、ゴルフ。現在、日本眼鏡技術者協会福岡県支部理事、日本眼鏡販売店連合会福岡県支部副支部長、㈳福岡中部法人会青年部会理事、新天町商業協同組合理事、イオン九州・原サティ同友店会会長、エンパイヤ眼鏡グループ青年部会副部会長を務めている

創業115周年、「ビジョンケア」重視の店舗運営を強化

今年4月、創業115周年を迎えた㈱落合天弘堂。九州で初めて眼鏡専門店「落合天弘堂」を開業して以来、長い歴史と伝統を培い、洗練された眼鏡技術とブランド力、上質なサービスを提供し続けてきた。
落合社長が6代目社長に就任したのは07年4月。「近年、消費者ニーズは価格優先傾向にあるが、付加価値があればオーダーメイドの潜在的需要は十分見込める。客観的に市場分析し、現状を認識したうえで当社ブランドを積極的に提案していく」と落合社長は自信を見せる。特に同社が重視するのは、顧客と店舗販売員との強い信頼関係に基づく「ビジョンケア」の確立。「メガネに対する想いは、掛け心地や品質の良さ、機能性、ファッション性などお客様それぞれで違う。あらゆる年齢層のお客様が安心して利用できる店舗づくりが不可欠」であることの重要性を強調する。
今年10月には、岡田武史サッカーW杯元日本代表監督が南アフリカ大会で使用していたアイメトリクス社の新製品「RUTA28」を販売。フレームカラーは代表カラー“侍ブルー”を模したブルーでデザインされ、フロントはチタン、レンズを支える極細ステンレスワイヤーを編み込んだ樹脂コーティングなど素材を厳選。87カ所に及ぶ「顔の三次元計測システム」で造るハーフリム初の計測型メガネとして注目を集めている。
「気軽に相談ができ、常にお客様の期待以上の満足を提供する」。新たなメガネ文化創造を目指して、落合社長の挑戦は今後も途切れることはない。

DATA
所在地/〒810-0001 福岡市中央区天神2-9-106
TEL/092-741-5566
創業/1895(明治28)年4月
資本金/2,400万円
事業内容/眼鏡小売販売、コンタクトレンズ販売、補聴器・光学品販売
従業員/35人
売上高/4億6,800万円(2010年3月期)
店舗/8店舗(福岡市内4、糸島市1、新宮町1、福岡市内FC2)

http://www.megane-no-ochiai.co.jp

(ふくおか経済2010年11月号FACE)