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クラウド型の医療用画像管理ソフトを販売 ジウン


10カ国の言語に対応

医療機関向けシステム開発の㈱ジウン(福岡市東区多の津1丁目、神田文隆社長)は11月1日、クラウド型の医療用画像管理ソフトを販売開始する。
4月に提供開始した医療用画像管理ソフトのクラウド版で、商品名は「Sonic DICOM PACS Cloud(ソニック パックス クラウド)」。従来はCTやMRIなどの医療画像を受信・管理する専用サーバーと、それらの画像を閲覧する機能(DICOMビューアー)を合わせ持ったものだが、今回のシステムはクラウド上で画像を管理するため、従来のように院内にサーバーや専用機器を設置する必要がなく、初期費用を抑えて月額利用料のみでシステムを使用することができる。
また、インターネットに接続できるパソコンやタブレット端末であれば、場所を問わず閲覧可能。言語は日本語、ブラジルポルトガル語、オランダ語、英語など10カ国に対応。今後はAIを活用した画像診断機能の追加なども検討している。同社では「ハードウェア障害や災害によるデータ消失リスクに備えるためのバックアップや、訪問診療や地域医療連携など、幅広いシーンでの活用が期待できる」と話している。
同社は2000年7月設立。決算期3月。資本金1000万円、従業員4人。今年2月に第2種医療機器製造販売業許可を取得している。

2018年10月30日発行