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人工知能を活用した面接を開始 アイアール福岡支店


初年度は技術者20人の採用目指す

建設施工請負や建設業界に特化した人材の育成・派遣のアイアール㈱福岡支店(福岡市博多区博多駅東2丁目、那谷友比古支店長)は10月17日、技術者(現場社員)採用の一次面接でAI(人工知能)を導入した。
九州地域の現場社員増強を図る一環で、同社国内4拠点で先駆けて福岡でサービスを開始するもの。㈱タレントアンドアセスメント(東京都港区、山崎俊明社長)が提供するAI面接サービス「シャインEX」を導入した。応募者は事前に対人かAI面接か選択でき、AI面接の場合は同社指定のアプリをダウンロード、パスワードを入力してログインする。面接時間は約5分で、事前に登録した個人情報に基づき「学生時代に取り組んだこと」「そこから何を学んだか」などAIからの簡単な質問に受験者が音声で答える形式。面接中のスマートフォン画面は質問内容の文章が表示される。面接評価レポートは最短1日で福岡支店に届き、2次面接以降は基本的に対人で行う。同面接サービスを活用し初年度は技術者20人の採用を目指す。建川(たてかわ)福岡支店人事担当は「AI面接は応募者と面接官双方にとって移動時間など短縮につながるほか、応募者側のハードルを下げることもできる」と話している。
アイアール㈱はベンチャー企業として名古屋市の支援を受け2015年1月に設立。資本金2000万円。従業員203人。17年7月期売上高は7億円。福岡支店は名古屋、東京、大阪に次ぐ4拠点目として昨年9月に開設。同支店の現場社員は30人。那谷支店長は大阪府狭山市出身。1974年生まれの44歳。

2018年10月30日発行