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AI外観検査機を3社共同開発 スカイディスク


AIで不良品判別

AIやIoTサービスを展開する㈱スカイディスク(福岡市中央区舞鶴2丁目、橋本司社長)は10月24日、AIによる画像解析機能を搭載した「AI外観検査機」を公開した。
AIを利用した産業機器設計を得意とする合同会社シナプスギヤ(福岡市、水谷泰崇代表)と、産業用ロボットの製造・制御・システム開発の㈱オフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)と共同で開発しているもの。「AI外観検査機」は、画像解析機能を搭載したAIを使ってコンベア上を流れる製品の良品・不良品判定をする。検査機は既存のベルトコンベアにも取り付けることができる。年内にパッケージ仕様を決定し、その後問い合わせに応じて導入を進めていく。不良品にスポットライトを当てて追尾するマーカー機能も備え、人による選別をアシストする。AIが不良品データを学習することで判定精度が向上し、人による検品の場合のような能力による判定精度のばらつきを抑え、検品人員削減などに期待できるという。同社は「これまでも工場へのAI・IoT導入による省力化や業務効率化を推進してきた。ラインナップに今回の外観検査機を加え、さらに多様な工場の課題を解決していきたい」と話している。
同社は2013年10月設立。資本金8億6700万円。従業員数32人。

2018年10月30日発行