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中央区警固3丁目に小規模認可保育園 みらいメディクス


来年4月開園

調剤薬局運営や福祉事業の㈱みらいメディクス(福岡市早良区原5丁目、二本木恵右社長)は来年4月1日、中央区警固3丁目に小規模認可保育園を開園する。
同社では特別支援学校などに通う障害を持った児童のデイサービスを運営しているため保育士を採用しており、すでに同社に在籍する保育士などの人材を活用しながら地域に根差した福祉事業を強化するため保育園開設を決めた。名称は「桜坂みらい保育園」。場所は福岡市営地下鉄七隈線桜坂駅の東側、「クラシオン桜坂」の1階。フロア面積は約100㎡。対象は0歳から2歳児までで、定員19人。職員は11人(パート含む)。同社は「待機児童が多く、近隣ではマンション開発も進んで人口増も見込まれるエリアで、地域からのニーズを感じた。小規模ではあるものの、待機児童問題などの課題に対して継続的な支援を目指していく」と話している。

資本金を1000万円に増資

また、同社では10月末をめどに資本金を現在の200万円から1000万円に増資する。
同社は2015年の設立以降、福岡市内に薬局3店舗、障害者福祉施設を3カ所開設。北九州市でも事業継承した障害者施設を3カ所運営している。資金力強化によって、人材定着やサービス向上を目的とした従業員の教育・育成を進め、経営基盤の安定を図っていく。同社は「事業拡大を続けてきたが、既存施設でサービスの質を向上させていくための土台を固めていきたい。福祉の分野は離職率も高いため、人材定着に向けた取り組みを強化していく」と話している。
同社は2015年8月設立。2019年3月期の売上高見込みは約4億円。従業員数約60人。

2018年10月30日発行