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木材乾燥の「高温乾燥機」増設 九州木材工業


年内めどに

木材加工販売の九州木材工業㈱(筑後市和泉、角博社長)は年内めどに、木材を乾燥させる「高温乾燥機」を1台増設する。
自社開発の腐らない木材「エコアコールウッド」の増産計画に伴うもので、木材の乾燥機を1台増設して5台体制とする。「エコアコールウッド」は、仕入れた木材に特殊な薬剤を注入して乾燥させることで、耐用年数が約5~10年から25年まで伸びることが特徴。現在の生産能力は年間2500~3000㎥で、1台増設することで月100㎥増産できるようになる。
同社では「エコアコールウッドの受注は近年増加傾向にある。腐らないというメリットから、官公庁や寺社仏閣への導入事例も増えてきた。今後もさまざまなニーズに対応していきたい」と話している。
同社は1930年設立。資本金4956万円。従業員は約170人。

2018年10月10日発行