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太宰府市五条に臨床心理センター開設 筑紫女学園大学


相談施設と心理師養成の場に

筑紫女学園大学(太宰府市石坂2丁目、中川正法学長)は10月10日、太宰府市五条2丁目に臨床心理センターを開設した。
発達上の問題や心理的、行動的に不適応状態にある子ども、青年、成人、高齢者とその関係者に対しての相談を心理学的な理論に基づいた方法により支援する大学の付属施設。乳幼児から高齢者まで子育ての悩みやストレス、対人関係などの悩みまで対応していく。場所は西鉄五条駅北側の吉塚商事ビル1階。名称は「筑紫女学園大学臨床心理センター」。
個別相談室4室、プレールーム2部屋、教室1部屋。同所は地域に開かれ気軽に利用できる心理的な相談支援施設として設けると同時に、将来的には「臨床心理士」、国家資格である「公認心理師」養成の場として同大学院教育に必要な臨床心理実習指導を行う。相談対応の流れは電話受付後、約90分間の初回面接となり、相談方針、担当相談員を決定、約50分間の継続面接を実施していく。初回面接は2500円、親子並行面接同、心理検査1500円から2500円で検査により料金が異なる。開室時間は月、水、金曜日の週3回、午前10時~午後6時まで。受付は午前10時~午後12時までの完全予約制になる。
同大学、大学院の専門職員7、8人がそれぞれ交代で担当し、受付職員は1人配置する。同大学では「公認心理師の養成、教育研究活動を行うとともに、地域の方々のこころの健康をサポートする相談機関としての役割を担いたい」と話している。

2018年10月10日発行