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大名1丁目にシェアオフィスを開設 東京のデジタルハリウッド


養成スクールも施設内に移転

デジタルコンテンツなどの人材養成スクールを運営するデジタルハリウッド㈱(東京都、吉村毅社長)は11月1日、福岡市中央区大名1丁目にベンチャー企業向けのシェアオフィス「G’s BASE」を開設する。
場所は飲食店や商業ビル立ち並ぶ大名地区一角の商業ビルの1階と2階。同社は起業家を輩出するためのエンジニア養成スクール「G’s ACADEMY」を、2015年に東京に開設。これまでに同校を卒業した26社の起業家が13億円以上の資金調達に成功した。今年7月に福岡に開設した養成スクール(同区天神2丁目)も移転させ、在学生と施設に集まるエンジニア、起業家を目指す人材の交流を促す。同社がシェアオフィスを開設するのは初。フロア面積は370㎡。施設内にはスクールの教室のほか、入居者限定の無料テクノロジー講座やエンジニアをスカウトできるイベントなども無料で参加可能。起業の相談なども専属のマネージャーが応対する。料金はフリー席会員が月額2万6000円(税別)、2人固定席が同4万6000円、4、6、10人専用の部屋は8万〜20万円。同社では「スタートアップの機運が高まる福岡市に、民間企業がエンジニア、起業家の集まる場所をつくることで、福岡発の起業家を新たに生み出したい」と話している。

2018年10月2日発行