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博士号取得希望者向け支援制度 東京のスタートトゥデイグループ


福岡と東京の研究所で実施

ファッション通販サイトZOZOTOWN(ゾゾタウン)を展開するスタートトゥデイグループ(千葉市美浜区、前澤友作社長)は、博士号取得支援「社会人ドクター制度」を導入する。
これは同グループのファッションを数値化し科学的に解明するプロジェクトチーム「スタートトゥデイ研究所」で年内めどに運用開始するもので、福岡と東京の研究所で実施する。同チームの研究に関連する分野で、博士号の取得希望者を対象にした制度で、社員だけでなく対象研究室在学中の学生も対象となる。共同研究先との研究開発、修学を優先的な業務とし、給与支給のほか修学費用も支援する。これにより、働きながら学位取得を目指すことができ、経済的な不安解消や研究時間の確保によるスキル向上が図れる。また博士号を目指す学生を早期雇用し、制度の対象とすることで就職先の不安や経済的負担を軽減することが可能という。9月末から九州工業大学と共同研究を開始している。
同社では「同制度の導入により、今後も若手研究者の人材確保と研究員の技術向上、産学連携による研究の促進でファッションの数値化を目指していく」と話している。

2018年10月2日発行