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博多港と敦賀港を結ぶ新規航路を開設 東京の近海郵船


来年4月から

内航船社の近海郵船㈱(東京都港区芝大門1丁目、田島哲明社長)は来年4月、博多港と福井県・敦賀港を結ぶ「RORO船」の新規航路を開設する。日本海側で九州と本州を結ぶ航路は13年ぶり。
近年のトラックドライバー不足対策や輸送方法増加による利便性向上、非常災害時の代替輸送ルートでの活用、関西、中京、北陸、北海道など主要都市エリアへのアクセス機能の向上を目的としている。「RORO船」は、貨物を積むトレーラーが直接船に乗り込み、貨物の積み下ろしをする。これまで博多港のRORO船の航路は博多と東京湾を結ぶ航路と、沖縄・那覇を結ぶ航路の2航路だったことから、今後新たな流通網形成で福岡市の物流拠点としての重要性向上が期待される。
新規航路の開設時期は来年4月で、箱崎ふ頭から167・7m、総トン数9800トン級、大型トレーラーが約120台入る船舶を使用。運行開始時期からは週3便で運行し、夏以降は日曜日を除く6便体制に移行する予定だという。

2018年9月11日発行